FC2ブログ
 5年前に、文科省による国際化採点整備事業としてグローバル30がスタートしました。留学生等に魅力的な教育を提供し、留学生と切磋琢磨する環境の中で国際的に活躍できる人材の育成を図るため、海外の学生が留学しやすい環境を提供する大学を13校選び、政府が補助金や国のお墨付きを与えることで、留学生募集を後押しし、アメリカやイギリスに流れている優秀な留学生を国内に取り込もうという施策です。また、留学生数自体も30万人程度まで増やし、国際感覚の高い人材を育成する狙いもあるとのことでした。今回のスーパーグローバル大学は、グローバル30を発展させ、世界レベルの教育研究を行うタイプAと国際化を牽引するタイプBに分け、留学生の受け入れ態勢や国際教育だけでなく、世界大学ランキングに日本の大学を多く送り込む狙いがあるようです。補助金は10年間に渡り、タイプAで4億2千万円、タイプBで1億7千2百万円が毎年支払われます。圃場金は、外国人教員の人件費や課外外大学との連携に必要な経費などに使われるとのことです。
スーパーグローバル大学37校 
タイプA (北海道・東北) 北大・東北大 (関東) 筑波大・東大・東京医科歯科大・東工大・早大・慶大 (中部) 名大 (関西) 京大・阪大 (中国・四国)広島大 (九州)九州大
タイプB (北海道・東北) 国際教養大・会津大 (関東) 千葉大・東京外大・東京芸大・国際基督教大・芝浦工大・上智大・東洋大・法政大・明治大・立教大・創価大 (中部) 長岡技術大・金沢大・豊橋科学技術大・国際大 (関西) 京都工芸繊維大・奈良先端科学技術大学院大・立命大・関学大 (中国・四国)岡山大(九州)熊本大・立命アジア大
 留学には2つのパターンがあります。一つ目が、大学を休学して、所属大学と連携している大学に語学留学をするケース。二つ目が、大学を休学せずに、所属大学と連携している大学で語学留学と併せて、所属大学での単位認定を得られる講義が受けられるケース(ダブル・デグリーと呼ばれている)。前者の場合は、卒業に5年以上が掛かりますが、後者の場合なら、4年間での卒業が可能になります。近年は、後者のケースを経験した学生の評価が民間企業で非常に高く、各大学としても、そのような環境を整えようと努力していると聞きます。恐らく、補助金でもそういった学習環境作りに使われていくのでしょう。
2014.09.30 Tue l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
蒸し暑い日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?ところで、皆様はミドリムシという生物をご存じでしょうか?ミドリムシとは体長約0.05㎜の微生物であり、藻の一種と言われています。このミドリムシは淡水で生息するのですが、動物と植物の両方の特徴を持ち、葉緑体による緑色の体で植物のように光合成を行って栄養分を体内に蓄えるだけでなく、動物のように細胞を変形させて移動したり、暗いところでは小さな生物や有機物を捕食したりすることができるのです。ミドリムシが地球に誕生したのは、今から5億年以上も前のことですが、ミドリムシについての研究が始まったのは、20世紀半ばといったところでしょうか?しかし、研究が日進月歩で進んでいき、宇宙開発、環境対策、燃料、そして食品にまで応用されてきているのです。ミドリムシの素晴らしは、その生産効率(稲の十数倍と言われている)と豊富な栄養(ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など約59種類)です。また、生産コストの問題を抱えていますが、バイオ燃料として大変期待されております。近年の発酵食品の注目の高さを考えても、人類の健康への欲求は極めて高いものであり、ビジネスとして見ても拡大していくことは間違いないと言えそうです。20世紀は、味の素や日清食品、ハウス食品、キューピーといった人間の舌と利便性の欲求を満たす企業が繁栄しました。しかし、多くの人々は舌や利便性を満足させる食品に疑問を感じ始めたのではないかと感じます(要は化学添加物がたくさん使われていると)。健康やエコロジーへの意識をしっかり持ち生徒に啓蒙していきたいと考えております(十分ではないのが情けないとこですが…)。
2014.09.12 Fri l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
私立大学の経済的支援 大学と学生がwinwinの関係になれるよう、進歩し続けている。
 ここでの私立大学の経済的支援に貸与は含みまず、大学からの支給のみです。下表でもお分かりいただけますが、私立大学の経済的支援は、西よりは東、宗教系よりは非宗教系、小規模より大規模、女子大より共学の大学が充実しています。また、実力主義・成果主義を徹底させている大学、地方出身者(特に東北地区)が多い大学、生徒募集で差別化を図りたいと考えている大学が経済的支援に予算を割いているように見えます。経済的支援は、大きく3つに分かれます。1つ目は、純粋に経済的事情によるもので、①一定の所得水準以下で②一般入試に合格し③出願時に必ず入学する意思を示している生徒に支給されるものです。これは、東日本大震災以降に多くの大学で取り入れられたもので、東京や京都の大学での導入が目立ちます。2つ目は、一般入試試験が優秀であった生徒に支給されるものです。この制度は全国の大学に存在しますが、宗教系の大学では少ないと思います。大阪の大学は、この制度による経済的支援が中心です。3つ目は、入学後に優秀な成績を修めた生徒に支給されるもので、大学入学後のモチベーションアップにつながることから、多くの大学で導入されつつあります。しかし、この制度を導入するためには、学生の成績や日々の活動等の追跡調査をする必要があり、基準の客観性を示すのが難しく、莫大な費用がかかるため、導入したくてもできないという大学が多いです。現状では、国家試験や公務員試験、理系のTLOや有力誌への掲載等に力を入れている大学では、精度の高いこのタイプの経済的支援があると言えるでしょう。これら3つのいずれの制度であれ、2年目以降の継続には審査があります。要は、経済的支援を受けているという緊張感で勉学に頑張って欲しいということですね。下表は、一人当たりの経済的支援の多い大学で、学生総数・支援金合計(万円)・支援対象人数の掲載です(小規模大学は除く)。
大学名 慶応 国学院 駒澤 上智 専修 創価 拓殖 中央 日本 法政 武蔵野 明治 早稲田 東海 京産 精華 同大
学生数 28975 10391 15475 11493 17670 7673 9610 24979 67921 27115 6731 29902 43938 28946 13026 3564 26522
支援金 44875 29977 24792 23906 35229 53156 30800 91506 149149 69093 16473 84468 170638 78570 23605 12696 41593
人数 1859 795 731 883 1005 1367 1218 2202 3747 2430 590 2505 4298 2013 1339 282 1880
大学名 立命 龍谷 大学院 大経法 大工業 大国際 大商業 大電通 関西 関西外 近畿 阪南 桃山学 関学 流通科 帝塚 天理
学生数 32280 18068 5660 2156 7168 1602 4455 5187 28325 10900 31216 4893 6963 23089 3467 4136 3286
支援金 133528 45336 46721 10468 16995 5217 22299 58190 54840 55164 660481 11476 16538 47264 18574 19945 10336
人数 4176 1593 1476 313 312 184 615 308 1272 1489 912 367 1060 1998 614 508 616
 他にも、規模は小さいですが、滋賀にある長浜バイオ大学は経済的支援が充実していました。ここは、15年ほど前に宝酒造等の京都の有力企業が支援してできた大学で、設立当初は、近大の農学部よりもレベルが高かったのです。しかし、遠いイメージがあり人気が下がっていきました。学費も理系にしては安く、更に頑張れば支援が受けられる大学です。私としては、推奨の大学です。あと、大阪経済法科は、難関国家試験の予備校費用や学費も全て無償という制度があります。京都・大阪・兵庫で経済的支援の在り方がかなり異なります。兵庫で充実しているのは、関学・流通科学・神戸松陰女子くらいで、他は非常に少額でした。兵庫の大学は地元出身者の占有率が高く、意外と運営が保守的です。大阪の数が多く、レベル的に雰囲気的に似た大学が多く、大学の下剋上が起こった地域のため、生徒募集で競合しており、入試成績での特待生制度が充実しているようです。京都は地方出身者の下宿生比率が非常に高く、東京の私立や国立と色んな部分で競合するため、生活費の軽減、学生のモチベーションを高めるための経済的支援が充実しています。

塾教育 ブログランキングへ
2014.08.07 Thu l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
 関西の私立大学は、関関同立・産近甲龍・その他という区分が一般的です。この場では、一般入試がメインの関関同立・甲南以外の文系大学の特色・受験勉強の攻め方を伝えたいと思います。まず、産近龍を意味する京都産業・近畿・龍谷の各大学についてですが、民間企業の評価は横一線です。というより、企業によりけりと言えるでしょう。この理由は、①20年以上前と現在とで大学の序列が異なることと(京都産業>龍谷>近大が近大=龍谷>京都産業の順に変わった)、②理系を含めた総合力で異なること(理系は近大がダントツに強い)、③京阪地区・京都の大企業が本社を東京に移転していないこと(これは龍谷・京都産業に有利)、④女子の4年制大学進学率が高くなったこと(交通の便が良い龍谷(京阪深草より徒歩1分)・近畿に有利)だからです。この3大学は、内申と学科試験で合否を出す公募推薦入試での入学者が多いです。配点は、ほとんどの入試で英語100点・国語100点・内申50点です。京産大は、国語が現代文のみですが、英語が読解重視で龍谷・近大より難しいです。内申でナーバスになる方がいると思いますが、オール3で30点、オール4で40点であり、正味の話、合否への影響は軽微です。それよりも英語・国語の基礎学力を身に付けて、過去問対策をしっかりすることが重要です。それに大学入学後は、英語が進級への足かせになる場合が多いので、英語の基礎学力があるに越したことはありません。それから、他大学にも当てはまることですが、一つの大学内で併願受験する方が合格率が高くなります。大学とすれば、合格者の入学率を高めたいわけであり、併願数が多い受験生は第一希望度が高いと判断できるのです。だから、入試日が複数あれば、その内の一つは解きやすくできている場合があります。また、現代文は文章との相性が出るので、その意味でも、学内併願で入試日を複数受けることをお薦めします。では、産近龍に続く文系大学についてです。佛教・大経大・関西外大・大工大(知的財産)・桃山学院・摂南が挙げられます。正直言いまして、これらよりレベルの下がる大学は、上記の中退率を見ても、進学に積極的理由は見つけにくいと感じます。では、これらの大学の特色についてです。女子の多さで行けば、佛教=関西外大>>桃山学院>>摂南>大経大>>大工大でしょう。レベルは、佛教>>大経大>関西外大=桃山学院=大工大(知的財産)=摂南です(関西外大は学部での差がある)。特に佛教の教育と保健は、産近龍より難しいです。では、大学での勉強についてですが、佛教は資格向けの学部と史学系の文学部が中心です。小学校教員の実績は、関西私学トップです。でも、民間企業の就職者はかなり少なく、求人も少ないようます。大経大と大工大は、これらの大学の中では民間企業への就職が良い2トップです(特に大工大は良い)。摂南は大工大の兄弟校ですが、歴史が浅く、文系での就職は落ちます。しかし、総合大学としての地位が確立されており、大経大や大工大より受験生目線での知名度があるのです。理系の実績が高いので、メーカーには強いですが、大経大には敵わないでしょう。残る関西外大と桃山学院は女子の比率が高い大学です。私ごとですが、関西外大は10名以上送り出し、桃山学院は一人もいないので、私の両大学についての知識の差は大きいです。まずは、関西外大です。経営が上手で、設備が素晴らしいです。ただ、その設備を使いこなせる生徒が一部で、多くは高い学費を払うだけで終わる人が多い大学です。高校時代である程度の英語運用能力を持っている人には非常にお勧めですが、パンフレットに載っているような宣伝塔の学生・OGに憧れて入学するだけのような方にはお勧めできません。途中で挫折をして、英語と関係のない仕事に就くのが落ちです。これなら、大経大等の実学派の大学に行く方が良いと思います。特に京田辺にある国際言語学部は、学生層が3レベルに分かれ、埋めようのない学力格差があります。下位レベルでは、中学レベルか高校の初歩レベルの英語をひたすらやり、逆に、上位は実践的な英会話を学習しているようです。関西外大はイメージが良く、保護者受けが良いのです。そして、指定校推薦で入るのは割と簡単な大学であり、喜んで進学する生徒が多いのです(最近は、公募でも入り易くなっています) 。しかし、高額な学費を払って英語が全く身に付かない生徒も多いのが現状です。桃山学院は伝統があるので、大経大と似ているように思えますが、実績は大経大の方が上です。キリスト教系の大学で、あまり改革には熱心でないようです。それでも、上品なイメージがあるし、無難なイメージのある大学です。各大学の入試科目は、大経大・桃山・摂南が英・国・数・社から2科目選択(桃山のみ古典あり)、佛教は国語・英語(古典あり)、大工大は現代文・英語、関西外大は英語のみです。近年は、このクラスの偏差値に属する大学で、畿央大学(奈良)等の教育系や福祉系を狙う方も多いです。

塾教育 ブログランキングへ
2014.07.25 Fri l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
 日本の大学は、2004年時で4年での卒業率が91%でした。これは、OECD加盟国の平均である70%を遥かに超えるものであり、日本の大学は入ってしまえば後が楽と言われていました。しかし、それが2013年調査では81%にまで下がり、今後更に下がり続け、遅かれ早かれ70%になると言われております。入るのは楽だけど、卒業が大変と云うアメリカスタイルに変わりつつあり、目的を持った大学入学が重要になってきています。下表のデータの数値は、各大学・各学部の中退率/4年での卒業率(薬学6年)(どちらも%)となっています。読売新聞・大学の実力より
京都産業経済7.0/76.8経営6.1/77.8法7.2/77.3外国語8.0/76.6文化4.6/81.7理9.5/75.2コンピュータ15.0/58.1 京都女子文3.4/89.4 教育2.3/95.2家政2.3/94.4社会3.4/89.2 京都橘文8.0/89.9現代14.4/83.8看護4.9/87.4 同志社神6.9/68.1文3.3/76.8社会3.7/78.6 法2.8/77.8経済3.2/77.6商2.5/79.8政策2.6/79.6情報3.8/75.0理工7.9/72.1生命7.9/77.4健康0/89.5心理4.9/85.2 同志社女子学芸4.3/91.3社会2.1/94.6薬7.7/82.2文化3.7/86.4生活4.1/92.1 佛教文6.0/80.4教育2.8/91.5社会3.6/87.3福祉3.8/92.8保健6.5/75 立命館法3.7/75.6経済3.8/76.3経営2.9/72.9社会2.5/78.4文4.3/79.1国際2.8/68.7政策3.7/76.8映像6.7/68.3理工7.0/74.7情報6.6/69.1生命3.6/79.3 龍谷文9.9/74.8 済5.7/79.6経営5.6/78.5法6.5/76.6理工12.1/72.4社会1.4./91.7国際5.0/85.1 追手門経済14.8/69.8経営5.0/79心理8.4/86.3社会9.2/85.4国際13.5/73.3 大経大経済8.1/79.1経営7.0/79.8情報6.8/79.9人間6.1/87.9 大工大工11.1/74.3情報15.9/58.5知的13.4/66.2 大産大人間24.2/59.1経営27.3/55.5経済23.3/57.6工22.7/55.8 大阪電通工21.1/61.2医療16/75.9通信22.7/61.9情報14.2/68.3経済22.6/61.3 関西法5.8/91.7文3.3/95.1経済2.7/95.2商3.3/89.3社会2.9/97.5政策4.4/90外国語5.4/81.9情報4.1/90.9シス理工7.8/85.1環境6.5/81.5化学7.5/90.6 関西外語外国語8.1/79.5国際6.8/84.1 近畿法9.9/73.7経済5.8/83.9経営6.6/82.9理工10.1/72.9薬8.7/68文芸9.3/80.1農4.7/90.1医4.9/83.3生物9.0/79.7 摂南理工18.2/61.2外国語9.4/83.5経営10.0/81.9薬12.5/69法9.9/82.5 阪南流通23.1/70.6経済17.5経営15.3/71.3国際8.8/83.4 桃山国際10.8/78.5社会10.6/78.9法12.7/71経済11/72経営11.2/73.8 関学神5.6/86.1文4.0/93社会2.7/83.4法3.4/77.3経済2.2/80.8商1.6/80.3理工7.8/72.1政策6.0/83.8福祉2.6/87.2教育1.6/93.2 武庫女文2.5/94.2生活1.3/95.7音楽5.3/92.1薬3.7/79.9 帝塚山人文19.9/69.9経済17.7/71経営23/66.3法36/48.6心理15.8/73.8        
 偏差値が低めの大学の中退率は高く、大学経営の大きな悩みの種になっています。厳しい課題についていけなかったり、学費が払えなかったりでの中退率ならともかく(アメリカは単位認定が厳しく、学費も日本の4倍、中退率は50%以上)、それ以外の理由での中退率の高さは、大学の評判を下げ、生徒募集をますます難しくします。以前、長野県の松本大学というところがNHKの特集で取り上げられており、10年ほど前は20%以上の中退率だったそうです。しかし、教員と学生の接点を多く持つことで、中退率が10%前後にまで下がってきました。ただ、大学のそういった努力も必要ですが、企業からの私立大学に対する要望は厳しくなっており、卒業生の質の保証のためにも単位認定が厳しくなっています。それ故、学生の努力も同様に重要になっています。
2014.07.18 Fri l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
 高校受験・後期試験の学科試験は、国数英理社です。理科・社会は暗記科目なので、努力に応じた点数の嵩上げがしやすいです。逆に、国語・数学・英語は、演習量をかなり重ねないことには、点数を上げていくことが困難です。しかし、国語・数学・英語の学力が欠如していると、高校入学後の勉強に影響しますし、大学受験での伸びしろが限定的になります。志望校に入りたいクラブがある等の理由で、兎に角合格したいのだという場合でない限りは、高校入学後のことを考えて、国数英の勉強にプライオリティを置かれることをお薦めします。将来の就職試験は、国語・数学・英語が出題されますし、大学受験でも重要科目です。高校での勉強で、進級に一番影響が出るのは、ダントツで数学です。数学・英語は、中学での基礎ができていても、高校で躓く方が多いくらいです。デジタル化の時代になり、文書作成力が非常に重要になり、国語の力も生きていく上で非常に大切です。学区制が撤廃されたと言えども、最寄駅から高校までに20分以上かかる場合がザラなので、現実的には高校の選択肢が限られます。それ故、偏差値で見ると、3~4ずつに1校の割合で通いやすい学校がある状態になります(50前後は多いですが)。偏差値40以上であれば、志望校のランクが下がることがあっても、英数国で余裕を持って学校生活が送れる高校を受験することが良いのではないかと思います。
2014.07.12 Sat l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
 1学期の英語の勉強は、当たり前と言えば当たり前ですが、体系理解の幹となる単元、ベースとなる単元が扱われます。特に、中1と高1の内容は、卒業するまでの成績を占うと言っても過言でないくらい大切です。ここで躓くと、クラブや他の科目を犠牲にするか、塾に缶詰めにならない限り、取り戻すことはできないと思われます。
 中学1年:be動詞の英文と一般動詞の英文の疑問文・否定文、人称代名詞の主格・所有格・目的格、人称代名詞ごとの英文の混同
具体的に言いますと、「I am play tennis.」「Are you like apples?」「私は忙しい。→I busy.」「あなたは私の本を持っている→You have I book.」「Are Mike plays tennis.」等の誤答をする生徒が多い。厄介なのは、こういう間違えをする生徒は、小学校の頃の国文法が分かっていない場合が多いのです(主語・述語・修飾語等)。だから、教えても理解するのに困り、仮に理解をしても、次週ではすっかり正しい考えが抜けてしまう場合が多いのです。「公園には一本の木がある」で主語を「公園には」と答える生徒が多い。主語は述語に対応して考えなくてはいけません。英語の文は「主語+動詞+~」でできており、日本語の訳は「(主語)は~を(動詞)する・です」となるのを徹底して欲しいですね。
主語は3つのグループに分かれる。主語がどこのグループに入るかで文の作り方が変わる。中学3年になってもこれができない生徒が多いです。中1でこれができない生徒は、現在進行形になるとますます混乱します。動詞のlikeは一般動詞の代表です。
主語      動詞 肯定文        疑問文        否定文
I      like I like a dog.        Do I like a dog ? I don`t like a dog.
I       am I am a boy.  Am I a boy ? I am not a boy.
Youと複数      like You like a dog. Do You like a dog ? You don`t like a dog.
Youと複数      are  You are a boy. Are You a boy ? You aren`t a boy.
I/You以外の1人・1つ likes She likes a dog. Does she like a dog ? She doesn`t like a dog.
I/You以外の1人・1つ is He is a boy   Is he a boy ? He isn`t a boy.
中学2年:現在進行形の英文にbe動詞を入れない生徒が多い…。「私はテニスをしている」「私はテニスをしているところです」どちらも同じ意味を表す進行形の文ですが、これを英語で直したときに「I playing tennis.」とする生徒が多い。be動詞+~ing 等と焼き付いていてもよさそうなのだが…。いずれにしても、この間違いをする生徒は、教えられても教えられても、ブランクが空くとこの間違いを繰り返すのです。悪癖が染みつくのですね。また、過去形が入ってからのDo/Does/Didの選択になると、当て物のように根拠を持たず答える生徒が多い。こうなってしまうと、英語の立て直しは不可能ですね。もう考えるのを拒否していると思われます。そうなることのないよう、よく考えて勉強を進めて欲しいです。
中学3年:受動態ができない中学生が多い。be動詞+一般動詞の過去分詞になり、上記の表の理解が重要になるからでしょう。
高校1年: 助動詞+(完了形・進行形・受動態etc.)、過去完了形、遠い未来・近い未来等、微妙なニュアンスを表現すべく、様々な文法が出現します。分かりだしたら、楽しいところなのですが、ここで英文法が嫌いになる人も多いです。ここができるかどうかが、英検2級を取れるかどうかの分かれ目ですね。多くの生徒が苦手な文法問題の理解の仕方の一例を挙げます。
They say that Ken plays tennis. . ⇒ It is said that Ken plays tennis .(前の文が受動態になり、That ken plays tennis is said by them .になり、by themは省略、That ken plays tennis isは頭でっかちなので後ろに回し、その内容を指すItを入れる。) ⇒ Ken is said to play tennis .( ITの場所にKenが入り、that節がto不定詞に変わる。) もし、They say that Ken played tennis .となっていれば、sayとplayedの時制が認識ができるように、to play がto have playedにする。この考え方は、不定詞全般、動名詞、分詞、分詞構文に使える。
2014.07.02 Wed l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
21世紀は、今まで以上に国際関係が複雑になり、今まで以上に経済的に海外に依存した生活を送ることになるでしょう。それから、一人一人が自立を求められることになってくるはずです。要は、財政問題から来る小さな政府の発想ですね。アベノミックスで経済が回復していますが(本当に実感できるのは、大企業や東京・名古屋だけか?)、とうとう2014年度末には、日本の長期債務残高が1000兆円を超えます。今年度は就職状況が回復しておりますが(大卒は厳選採用が続いているようだ)、残業手当の制限、移民の受け入れ、限定社員の導入、納税負担の増大等、一国民の目線では、生活が厳しくなることは自明の理であります。更に付け加えるなら、スポーツの世界のような実力主義がより浸透することになるでしょう。それらに備えるためにも、不断の能力向上への努力が欠かせなくなります。IYホールディングス(イトーヨーカ堂・セブンイレブンの持ち株会社)の鈴木敏文会長が30年以上前から言い続けられております。過去の成功体験に頼っていてはいけない(むしろ否定する)、基本の徹底と変化への対応が重要だと。そして、常に危機意識を持ちながら、自己革新をしていかなければならないともいわれております。私たちも日本の過去の古き良き日々を引きずるのでなく、これからの日本の置かれた状況の中で、様々な予測を立てながら変化に対応した生き方をしていく必要があるのだろうと思います。この10年ほどで、「過去の成功体験の否定」「自己革新」といった言葉を口にする経営者・評論家の方が増えてきたと思います。しかし、前述の鈴木氏は30年以上も前からこれらのことを言われてきていました。「過去の成功体験の否定」や「自己革新」はいつの時代でも着実に成長していく上で求められる考えなのだと思います。今の自分に安住することなく、学力を上げ続けること、競争を通して喜び悲しみを経験すること、そして人間関係を通し広い視野を持つこと、常に自分磨きやチャレンジの気持ちを持ち続けることが「攻撃は最大の防御なり」(しかし最大の敵は己の心の中にあるものだ)にも通じる、独自の強みや生きる喜びに繋がるのだと思います。生徒の皆さんには、是非、失敗を恐れず頑張り続けていって欲しいですね。
2014.06.10 Tue l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
 BRICSとは、ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカを指します。これらの国は、広大な国土と膨大な資源を有し、人口大国でもあります。21世紀は、これらの国の経済力が先進諸国とは比較にならないペースで上昇すると言われており、2050年にはGDPの上位10カ国が①中国②アメリカ③インド④ブラジル⑤メキシコ⑥ロシア⑦インドネシア⑧日本⑨イギリス⑩ドイツになると言われております。人口が多い国はマーケットがが大きいので、政治の意思に関係なく、民間レベルでは交流が深まります。資源を持っていれば、資源小国の先進諸国に対し発言力が増します。アメリカがシェールガスを喧伝する理由も、このことから来ているのではないかと思います。シェールガスは、産出量の見通しが読めないばかりか、環境破壊の問題も大きいのです。そして、採掘企業の採算も厳しく、撤退や倒産が出ているほどです。どちらかと言えば、金融ブローカーの投機ビジネスの手段になっているところもあると聞いているので、日本の企業がシェールガスを当てにしてアメリカに工場を作る話などを聞くと大丈夫かなと思いますね。私が思うに、シェールガスは、アメリカの資源における政治的発言力を高める威嚇手段なのではないかと感じています(BRICSのような新興国に対し)。ドイツやフランスはロシアとの経済的結びつきが強いですし、東欧諸国はロシアに石油を頼っています。また、アメリカは安全保障に絡んで、天然ガスを液化して海外に積み出す設備をほとんど持っていません。ウクライナ内戦で欧米諸国の足並みが揃わないのも、ドイツ・フランスが乗る気でないからですね。アメリカはドルを大量発行して国債買い支えるQEを開始して、先日も株式市場のダウが最高値を更新しました。しかし、日本同様、多額の債務が残る結果になっており、ドルの信頼が揺るぎかねない不安から、QEの縮小に動いています。本来、ダウは経済の指標なので、ダウが高値更新するということはアメリカ国民の生活が良くなっていることであり、現在のオバマ政権に対し満足するはずです。なのに、支持率が50%を割っています。アメリカはねじれ国会で難しい運営なのでしょうが、ダウと支持率の真逆の関係を見ていると、上流階級以外の人たちの生活が厳しい状況に置かされている証左ではないか思えます。現実、アメリカの全世帯の2割が仕事をしてないようです(アメリカは失業率が低下していると言われていますが、様々な数字のマジックがあるようです)。また、上記の国債は、FRBと呼ばれるNY連銀(アメリカの中央銀行)以外に、中国・日本等の海外の中央銀行が保有しています。中国が米国債の1割以上を保有しており、それがアメリカにとっての外交のネックになっているようです。現在、ロシアのプーチン大統領は、IMFに代わるBRICS共同外貨備蓄や、世界銀行に代わるBRICS開発銀行などの設立を急ぎ、米国に金融制裁されても揺るがないBRICS主導の新たな国際金融システムを作ろうとしています。アメリカと敵対する点で利害が合致するロシアと中国はエネルギーと資金の需給で関係強化されつつあります。いずれにしても、近い将来、アメリカ・日本の相対的地位の低下により、アジアでの中国の地域覇権は間違いないでしょう。ロシアの影響力も増してくるでしょう。金融資産がモノを言うこれからの時代、中露との関係は非常に重要になるでしょう。
2014.05.29 Thu l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
今年に入り、海外では大きな事故・事件が続き、また、政治情勢においても、ウクライナの内戦やオバマ大統領の来日でも議題にあったTPP、集団的自衛権、ISDS条項等、今後の日本の立ち位置を左右する問題で溢れております。私は田中字(さかい)という方の記事を読むのが好きで、GW中にまとめて半年分位を読みましたね。この人は有料サイトで記事を公開しているのですが、不透明且つ断片
的になりがちな国際情勢の背景を理解させてくれます。マスコミ等で流れる情報は、ある集団を有利にさせるプロパガンダ的なものや偏ったものが多いため、どの利害関係者からも距離の置いた評論家の記事は非常に有益だと考えています。大学の教授やテレビに出演する評論家は、完全に鵜呑みにはできないと感じますね。日本の大学は、強烈な縦社会・村社会で成り立っているので、大学教授は無難なことしか言わないでしょう。大阪市特別顧問で橋下徹のブレインと言われている高橋洋一は、歯に衣着せぬ理論家の経済学者で、大蔵省の官僚であった頃から、官僚・日本銀行批判の急先鋒の方でした。そのことで恨みを買ったのか、サウナ風呂で金品を盗んだ容疑で逮捕され、地位や名誉全てを失いました(ある者によるワナと言われています)。痴漢で3回逮捕された植草一秀なんて人もいましたね(十中八九冤罪でしょう)。いずれにしても、世のため人のためと思い突っ走り過ぎると、ある利害関係者の既得権益に触れてしまい、全てを失うことになりかねないのが人間社会なのだろうと考えます。だからこそ、田中字さんのようにこっそりとでも大胆に情報を提供してくれる方は貴重だと思います。ただ、本人曰くですが、何度か危険な目にはあったことがあるようです。また、こっそりとと言いながら、実は読者が非常に多く、国会議員や官僚の間では有名らしい(ホリエモンも愛読しているそうな)。大学で社会科学に進まれる予定の方なら、是非読者になりましょう。
2014.05.09 Fri l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
いよいよ新年度ということで、新入生や新社会人として新たなスタートを切られた方が街角で目につきますね。桃谷周辺は学校が多いこともあり、そういった雰囲気が特に漂っている感があります。当塾を含めた数校の学習塾も塾の宣伝の絶好のチャンスとばかりに桃谷駅周辺でチラシ配布を行っておりました(新入生は割と取ってくれるんですね)。しかし、中間テストシーズンの5月はあっという間に来ます。ある程度さじ加減が期待されると言われる1学期の中間テストでありますが、ここで
良いスタートを切らせることは精神衛生的にも重要と考えております。また、中学生全般に目につくことですが、英文法が分かっているようで分かっていない生徒が非常に多いです。その兆しが数学のように客観的・自覚的に出るのでないので、非常に厄介で、躓くと立て直しができなくなってしまいます。それどころか、悪癖として残り、なかなか軌道修正できなくなるのです。ゴルフをされたことがある方ならイメージができると思うのですが、悪いスウィングフォームを体が覚えてしまい、打つ球がスライスやフックになってしまう人っていますよね(私がそうだったのですが…)。英文法って本当にそれと同じです。誤った理解が身に付いてしまうと、正しい知識を教えられても、誤った知識が勝ってしまうんです。これは、「悪貨が良貨を駆逐する」ってやつですな。正しい知識が追い出されるんですね。ですから、中学生の方、特に中学1年生の方には、英語の理解を曖昧にさせておくことの危険さを意識してもらいたいですね。小学校から英会話をしていて、発音は綺麗だけど英文法が苦手になり、英語ができなくなってしまった生徒も数名見てきました。私見ですが、英文法は論理的思考力の有無が重要ですね。だから、数学ができる生徒(計算だけでなく、文章題や図形題ができる)は、英文法を難なくクリアーしていますね。また、数学が得意でなくても、国語の論説文や説明文の問題演習を多くしておくことは、英文法の理解を助けてくれると思います。また、高校になると、中学の頃に比べ、英語ができなくなったという生徒が非常に多くなります。英文法が複雑になり、単語数が増えるからなのですが、何故の追及をしていけば、必ず紐解ける課題です。単語も語彙力が増してくれば、接頭辞・接尾辞で大よその意味が掴めるようになり、一網打尽的に覚えられるようになってきます。ただ、その域に辿り着くにはハードルがあり、それを乗り越えなくてはなりません(でも、そんな大したものではないです)。どうせ大学に進学するのなら、学力を付けて進学しましょう。少子高齢化の中、勉強しなくても入れる大学は沢山あります。でも、たった一度の人生、それでは勿体ない。常に何か一つ以上のことに打ち込んで、青春時代を駆け抜けよう!
2014.04.15 Tue l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
 
国語は、読解問題を多く解くことで克服できます。そして、国語の成績が伸びれば、他の科目も伸びますし、自習学習もできるようになるのです。本を読むのが好きでないとか、食わず嫌い的に、国語に苦手意識を持っている生徒が多いと感じます。小学生の4年くらいまでは、兎角、読書好きか否かで国語の得手不得手が分かれがちです。子供さん自身も精神的に甘えたい年齢だろうから、ついつい嫌なものを遠ざけてしまいがちなのでしょう。読書が好きでない生徒は、たとえ1ページの文章であっても、疎ましく思うキライがありますので。ところがどっこい、その心の中にある壁を突き破るよう、背中を押してあげるとでもいうのでしょうか、国語の読解問題をたくさん解かしてあげれば、解法技術が身に付くため、正答率が高くなってくるのです(説明問題や論説問題が効果的)。そして、本ほどのページ数でなくても、1ページ~2ページの文字数の文章を読むことに免疫されてくるので、他の科目の文章題を読むことを億劫がらなくなります。そして、その効果は、家庭学習にも現れるのです。家庭学習で生徒のハードルになるのは、問題のやりっぱしになりがちだということです。要は、問題は解くけど、間違った問題の解説を読まないのです。間違った問題なのだから、解けるようになりたいとは思うはず。にも拘わらず、なぜこうなるのかと言えば、解説の文章を読むのが億劫だからという場合が多いのです。解説の文章なんて、本とは比較にならない短文なのですが、文章に免疫ができてないとこのようになるのでしょう。国語の読解問題を多く解くことの効果は、無限大と言って良いでしょう。学生時代の勉強に留まらず、ニュースを読む習慣が身に付くことで、話す話題が豊富になります。ビジネス文書の読み書きにも効果を発揮するでしょう。大学に進学すれば、ハードカバーの分厚い本をたくさん読み、論文を書く必要がありますので、そんな時にでも、文章への免疫の有無が大きく左右するでしょう。英語の長文読解にも読解力が物を言います。
国語の先生って、学生時代は国語が得意で、文学青年といっても良いくらい読書を重ねられてきた方ばかりだと思います。正直言いまして、私はそんな人間ではありませんでした(そもそも、高校時代は理系でしたし、子供の頃は国語が全然ダメでした)。ただ、政治・経済がやたら好きだったため、新聞を読むのが好きだったのです。新聞の社説って、文章があまり長くなく、一つのテーマについて、起承転結で論じていますよね。そのため、国語の読解問題にピタッと合う文章が多いのです。だから、新聞の社説などを毎日読んでいけば、本好きでなくても、国語の問題は解けるようになると確信しています(限界はありますが…)。新聞を読むというのは、個々の趣向もあるでしょうから、薦めるのに限界があると思います。しかし、国語の読解問題は国語の能力を上げるために、合理的に作られています。たとえ、下の学年の内容であっても、それをやり通すことは大変な財産になります。一人でやるのも徹底させるのが難しいでしょうから、是非、当塾で国語を勉強されることをご検討下さい(小中のみ)。単に国語の成績を上げるというだけでなく、他の科目への効果、自習学習への効果という視点から、指導を進めてまいります。そして、最終的なゴールは、論理的思考力の養成です。
2014.02.19 Wed l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
 大学受験の英語と言えども、受験する大学により「傾向と対策」は異なります。私立大学では、マークシートがほとんどであり、仮に記述が出題されたとしても、オーソドックスな問題です(関西で記述が出題されるのは、関学・同志社のみ)。恐らく、私立大学では、受験生を増やすことによる受験料収入が重要視されており、採点に客観性が保証でき、迅速な対応が可能になるマークシートが好まれるのだと考えられます。一方、国公立大学においては、ほぼ記述問題での出題になりますが、関西で言えば、京大・阪大以外は、記号問題が多くなりつつあります。そのため、昨今の大学受験英語では、記号問題への対策が多くの受験生にとって重要だと言えるでしょう。しかし、その記号問題も大学によって出題傾向は大きく異なります。文法問題という観点では、文法の独立問題を多く出題する大学、文法問題を長文問題に含めて出題する大学、文法問題が非常に少ない大学といった具合にです。長文問題という観点では、長文が長く難しいが、設問が易しい問題、長文は読みやすいが、設問が難しい問題、長文は短いが、やたら難しい単語が入ってる問題等です。この場では、入試問題の傾向がはっきりと分かれる関関同立と近大の問題を取り上げて話を進めていきたいと思います。
私大文系英語 ①関大 ②関学 ③同大 ④立命大  ⑤近大
長文問題数・読解占有率 ①2題 90% ②2題 50%  ③2題 60% ④2題 50% ⑤1題 20%
長文単語数/1題・難易度 800~1000語 やや難 500語前後 普通 700語前後 やや難 700語前後 普通 400語前後 易
長文題設問難易度 易~普通 普通~やや難 普通~難 普通 普通
文法問題数・占有率・難易度 大問1問・10%・易 大問4問・50%・中の上 大問1問・40%・中 大問4問・50%・中 大問6問・80%・中の下
目標点数(全体) 試験時間 65%(60%~70%) 90分 65%(60%) 90分 70%(70%) 100分 75%(70%) 100分 65%(60%~70%) 60分
関大のコメント:国英社全てがマークシートで、難問は出題されない。大きな特徴は、英語の配点が45%で、長文のウェートが高いことである。まともに精読をしていると、確実に時間切れになり、目標点数には行かない。後の過去問でも取り上げるが、ラフに読んでいき、各パラグラフの大意を理解できれば良い。設問は、複数パラグラフを問う問題は非常に少なく、設問の選択肢も消去法でやれば選びやすい。文法問題が少ないので、国語の読解力があり、単語を上級レベルまで覚えれば、目標点数に辿り着くことは可能。ある意味、対策を一番立てやすい大学と言える。
近大のコメント:国英社全てがマークシートで、難問は出題されない。過去10年以上、出題形式が変わってなく、一般入試も公募入試も質量とも変わらない。文法・語彙・作文・読解の力が事細かにチェックされる。長文は身近いが、試験時間が60分しかなく、文法問題が多いので、所見で答えを出せるくらいに、豊富な知識が定着している必要がある。英文法の体系的な理解が重要と言える。
関大2009年過去問抜粋
Since the middle of the 19th century, it has been evident that we have been living in a period of profound change. During the 20th century, we came to expect, and largely accept, that change was the norm. We have become used to technological revolutions. What was science fiction only thirty years ago is everyday reality today; what is cutting edge today, we can confidently predict, will soon appear hopelessly old-fashioned not just to our children, but even to us. Do you remember your first computer, or your first mobile phone? They already look as if they belonged in a museum.
1)cutting edgeの意味に近いものは? ①very efficient ②most advanced ③widely fashionable
2)The main point of this paragraph is that ①technology appears to be changing rapidly. ②science fiction often predicts technological change.③old electrical goods become completely out of date.
解答  1)cutting edgeの前に「すなわち」を意味するセミコロンがある。;の前の文の直訳は「30年前に科学空想だったものが今日では毎日の現実になっている。」になる。そして、what is cutting edge todayが同様の訳し方で「今日カッティングエッジであるもの」としておき、we can confidently predict,は挿入句なので、無視をし、後ろの単語がwillであることから、what is cutting edge todayが主部だと分かる。そしてその後がwill soon appear hopelessly old-fashionedとあり、重要なのがappear old-fashionedだ(それ以外は、否定を意味しない副詞なので無視)。流行遅れになると言ったところか?セミコロンの前の文と対比すると、「流行していたものが流行遅れになる」という内容と想像できる。だから、答えは③だ。②は「発展した」という意味で紛らわしいが、流行遅れに対比できる言葉で考えると消去できる(関大の問題はその方針で解いて大丈夫)。
2)①が「技術が急速に変化しているように思える」、②が「科学空想がしばしば技術変化を予想する」、③が「古い電化製品が完全に流行遅れになる」という意味だ。19世紀の半ば以降、変化が大きくなり、技術革命に慣れてきていると第1文~第3文に書かれており、そして第4文以降に30年前に空想だったものが今では当たり前の物になっている等と書かれている。そう考えると、①が適切だ。③は電化製品としており、流行遅れに着目した内容になっている。そのため、①より優先順位は下がる。関大の内容把握問題は、パラグラフの大意に合ったものを選ぶことが大切だ。

2014.01.31 Fri l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
学習塾経営をして随分長いですが、年々、学力格差が拡大していると感じざるを得ません。そして、学力が低迷している生徒に共通して言えることは、論理的思考力の欠如です。このために、物事の本質を理解することが難しくなり、勉強というものを作業的に暗記だけで済ませようとしてしまい、勉強の面白さを感じないから、頭の中にも残りにくくなるのです。そうなると、毎回のテストに対し、その場しのぎ的な勉強になり、少し捻った問題が出題されると手も足も出なくなります。結果的に、論理的思考力がある生徒とない生徒での点数差は非常に大きなものになります。もちろん、論理的思考力は弱いけど、暗記が得意だとか、根性が凄くあるとかといった生徒もいますので、中間層にも一定の生徒がいるのでありますが、偏差値でざっくりと言えば、40と55に大きな壁があります。余程、クラブばかりしていて、勉強をほとんどしていなかった生徒が急に勉強に目覚めれば、これらの壁は容易に突破します。私の経験的に、成績が急上昇する生徒は、このタイプであり、表面的に見れば、厳しさで有名なクラブ活動に属していた場合が全てと言っても過言でありません。何れにしましても、多くの生徒は、これらの壁をなかなか突破できないのであり、また、成績を伸ばすのに苦労しているわけであり、何とかしなくてはならないと考えていたわけです。しかしながら、余分に経費が掛かるものであれば、二の足を踏まれることもあるだろうと考え、塾に通っている方であれば、何とか無料で提供できるプログラムを採用・制作いたしました。安かろう悪かろうでなく、成績が上がらない状況を見続けるのを避けたいという思いでこしらえておりますので、非常に優れたプログラムと自負しています。プログラムの内容を簡単に言えば、①文学等の朗読を2倍速~8倍速で30分聞く速聴、②PCソフトで速読訓練をしテキストを読んでいくものであります。
 論理的思考力の有無でテストの点数に差が出るのは悔しくありませんか?一朝一夕で効果が出るものではありませんが、惜しみない時間を費やし、集中力を持って取り組めば、効果が出ると信じております。勉強も人生も全て前向きに努力することが大切です。20年以上前なら、速聴機は実際にありましたが、40万円以上する非常に高価なものでありました。今は、速聴がかなり普及され、PCプログラムになったことより、かなり手が出しやすい価格になったため、当塾でも導入ができるようになりました。成功を信じて頑張りましょう。
塾生の方は無料で利用できます。毎週30分×5日は必要時間と考えます。150分/週まで利用できるものとします。
速読・速聴の題材については、著作権の問題を考慮に入れなければなりませんので、著作権が消滅したものを採用しております。速読・速聴プログラムは、学習塾で生徒向けに利用してよいという許可が出ている会社の物を使っております(速聴した題材の複製はできません)。機材は、当塾のタブレット端末を使いますが、利用者が多くなると、別の端末の購入をいたします。
2014.01.15 Wed l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
小学校英語の必須化が始まり、英語学習への意識が高まっていることと思います。ただ、本当に流暢になりたいのなら、もっと早くからしないとダメだろうし、国文法力・読解力が不十分な生徒なら、中途半端な結果になるだけでしょう。もう少し突っ込んで言えば、これは、ライティングは得意でも、スピーキングが苦手な日本人が多いことからの反省から来るものであり、ライティングが得意な生徒の中で、会話力も身に付いている生徒を増やすための施策だと考えられます(道案内レベルの英語ができる日本人を増やすことは、外国人を呼び込むためのインフラになる)。では、ライティングがしっかり身に付くためには何が必要なのかと言えば、それは、読解力や国文法力を身に付けることです。小学校レベルの読解力や国文法力が身に付いていれば、中学の英語は難しくないです。では、読解力や国文法力が身に付くためには、何が必要なのか?それは、論理的思考力です。文を見て、一つ一つの言葉がどういう役割を果たしているのかを見抜ける力を持つことが大切なのです。言うまでもないですが、それがあれば、算数の文章題だって知れています。いや、それどころか、論理的思考力があれば、自学自習ができるようになるので、他のあらゆる科目にも良い影響を与えます。ですから、是が非でも国文法をマスターし、読解力を身に付けて欲しいです。そして、その理解を支えてくれる論理的思考力向上に努めて欲しいと思っています。中学生の約7割は英文法の基礎を理解していないと思われ、英語アレルギーに近い状態になっていると思われます。しかし、英文法の基礎が理解できていないことの原因は、読解力・国文法力の欠如、更に論理的思考力の欠如にあると思われます。何とか克服に頑張ろうじゃありませんか?
2013.12.30 Mon l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
学者としてだけでなく、人間としても尊敬を集めているアルフレッド・マーシャルは、日本国内においてもファンが多いです。小泉内閣を経済財政政策担当大臣として支えた市場重視経済学者の竹中平蔵は、好んでこの名言を引用しておりました。最大の効果を得るためには、合理性を追求しなければならない。個人は効用の最大化を求めて努力し、競争する必要がある。しかし、それを進める中で、様々な軋轢や痛みを伴う。だからケアも必要 (でも、当てにさせてはいけない)。学校内で競争原理を働かせろと考える経済学者は多いです。そうなれば、生徒は常に能力向上を優先させ、不正行為やイジメ等に時間を費やさなくなると考えられているからです。一見、数値目標のみの無味乾燥なものに見えますが、旧態依然とした制度で犠牲になる人が後を絶たない現実を鑑みれば、極めて理に叶った考え方だと感じます。その意味で、橋下氏の塾を含めた教育界の競争原理導入は良い方向です(既得権益のハードルがあるため、ドラスティックとまでは言えないが…)。学力が全てでないと理解しつつも、合理的な方法での学力アップに常に知恵を絞り、努力することの大切さを経験させてあげられる、「冷たい頭脳と温かいハート」の人間を目指したいと思っております。
2013.12.21 Sat l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
20世紀の主役が電気・電子工学なら、21世紀の主役は機械工学と言うべきでしょう。コンピュータや情報端末、情報産業は米国に大苦戦の日本ですが、機械工学の日本の技術は高い(航空は除く)。自動車やエンジン、産業機械 (クボタ・コマツ等)、精密機械 (キャノン・富士ゼロックス・ニコン・テルモ等)は、海外の同業他社の追随を許してない状況と言えるでしょう。また、機械工学は、電気・電子工学ほどではありませんが、汎用性の高い学科であり、あらゆる業種から求人があります。さて、機械系は、①材料(物性)工学系②メカトロニクス、ロボット工学、制御工学など③熱、流体力学系の3本柱からなります。大学により学科ごとに分けている場合があったり、一般教養終了後の3回生で分かれる場合もあります。①~③で②の分野がテレビでの露出が高いといいますか、ロボットの研究の学科であり、民生用として介護のロボット等、様々な応用研究がなされております。専ら現在のところは、工場の産業ロボットや、制御機能を活用した医療機器・福祉機器・輸送機器等での需要が多いでしょうか?いずれにしても、高価なものであり、先進国で需要が中心のようです。それから、③の分野は、エンジンで動くもの、ロケット・飛行機・船・自動車等になります。これらは国策産業になりやすく、国の未来を担ぐというやりがいの反面、戦争の兵器の開発にも役立ってしまうという葛藤に悩む人もいるかもしれません(まぁ技術者になってからの話なので、それは別の機会にとしておきます)。具体的な注目と言えば、ロケットとリニアですよね。ただ、火星移住計画等の宇宙開発も気が遠くなるくらい先の話だと思いますので、ロケットも割愛して、リニアの話をしようと思います。ほとんどがトンネルの中で観光用と考えると味わいがないらしいですが、磁界の+-の反発で浮かせて摩擦力を0にし、車両デザインの工夫で空気抵抗もミニマムにさせ、鉄道で世界最速の時速500kmを目指しているようです(実験レベルでなく)。リニアの世界は、実質ドイツと日本の一騎打ちであり、ドイツ製が実用で430kmを実現しています(日本製は愛知高速交通の時速100km)。日本にとって数少ない大きな飛躍が期待できる産業であり、③の流体力学の価値は大変なものと言えます。因みに、理工学部では、どの大学においても、この流体力学の分野が最高偏差値になっております。最後に、①の材料工学とは、機械を構成する部品に必要とされる要件を備えた材料の総称であり、機械に必要とされる機能、強度、使用環境などに照らして、各材料の持つ特性を加味して選定します。地味な学科に見えますが、物理・化学を全般的に研究するので、就職の間口は広いです。
2013.12.20 Fri l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
戦後の日本の高度成長を大きく支えた学問であり、今なお生活に密着しながらも、成長が期待されている分野です。それゆえ、いつの時代でも、求人数が安定し、転職に潰しも効くことから、学生の人気が高いのです。電気工学と聞けば、生活家電や光ファイバー、電力等がイメージしがちですが、就職の主力である電機メーカーだけで考えても、活躍できる領域が非常に広いことがわかります。ソニー・パナソニック・シャープ等、生活家電を主にする軽電機メーカ-、東芝・日立・三菱・富士通・NEC等、生活家電だけでなく、半導体、プラント、インフラ等、BtoB(事業者向けビジネス)にも強い重電機メーカー、日本電産・オムロン・京セラ・村田製作所・ローム・GSユアサ等、ニッチの分野で世界シェアを保つ京都シリコンバレーの電機メーカー、その他にも、大阪本社で、回転すしのセンサー等で高収益のキーエンス、トヨタ系のカーエアコンメーカー、デンソーと次々に名門企業が挙げられます。当然、それらの協力工場が国内外に多くあるわけですから、就職に困らないことも頷けます。更に、これからは、海外へのリニアモーターカー・新幹線・在来線システムの受注(JR東海等)、電池自動車・電気自動車などのエコカー(トヨタ・ホンダ・日産等・三菱自動車等)、航空会社はくたびれ気味ですが、開発途上国の成長に伴う航空需要の高まり、宇宙開発で成長が期待されるエンジンメーカー(三菱重工業・IHI等)等、活躍できる分野は枚挙に暇がありません。もちろんですが、情報端末でも、情報工学と並んで人材育成が期待されている学科と言えるでしょう。21世紀は、日本を始めとした先進国の成長が鈍化(実質マイナス)し、BRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)、アジア、アフリカが高度成長すると言われ、ビジネスの活路を海外に求める必要があると言われております。国内市場で磨いてきた技術をシステムごと海外に輸出するビジネスが盛んになると言われており、電気工学・電子工学を学んだ人材がその主役に立つことは言うまでもありません。
2013.12.10 Tue l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
この分野で、日本の技術は世界に誇れると言われております。しかし、何分にも日本の企業が高コスト体質であることから海外受注が多くなく、日本国内の公共工事が削減される方向にあるため、ヨーロッパや中国の建設会社が売上の上位になっております。アジアやアフリカの開発途上国が発展していく中で、港湾・道路・下水道工事等の社会インフラ整備は欠かしませんので、世界レベルでの建築・土木の需要は大きいと言うことができます。では、学ぶ学生目線から、建築工学と土木工学の特色を言いますと、建築工学は女子が多いです。逆に土木工学は男子ばかりです。建築工学は、機械工学と同レベルの難関ですが、土木工学は、入り易いと言われています。それは、建築工学は、女子の感性を生かせる勉強内容が多く、それ故、女子の受験生が増えてきており、就職先でも、都心部で働ける可能性が高いからです。それに、建築士という一生使える資格が付いてくるのが魅力だからでしょう。建設会社は、家やマンション、お店と云ったものから、東京スカイツリー、大阪駅、明石海峡大橋などの大型工事まで様々です。土木会社は、建物であっても、それの基礎工事であったり、下水道、トンネル、高速道路、ダムなどの社会インフラの工事が中心です。こう見ていくと、建築工学が花のある業界に見えてきますが、落ちがあるのはここからです。要は、建築工学は人気が高く、専門学校も含めると多くの学生が建築工学を学びます。しかし、受け皿となる会社は、他の学科に比べると限られているのです。まず、建設会社は、スーパーゼネコン・ゼネコン・新興ディベロッパー・ハウスメーカー・地域の工務店に分かれます。スーパーゼネコンとは、鹿島・大成・清水・大林・竹中の5社、ゼネコンが五洋・戸田・西松・前田・鴻池・安藤ハザマ等、新興ディベロッパーは、投資マンションで有名な日本エスリード等、ハウスメーカーが積水・大和・住友林業などです。この内、スーパーゼネコンは、売上の業界占有率は高いですが、求人数が少ないです。ゼネコンはもっと少ないです。新興ディベロッパーは、ここ5~6年で潰れたところが多く、残っている会社も新卒採用は控えめです。ということで、多くの大学生がハウスメーカーに就職先を求めるのです。しかし、そのハウスメーカーですら、営業職の求人が中心なので、技術職は激戦らしいです。更に建築工学は、他の学科のように他の業界への潰しが効かないようで、結局のところ、就職が悪い学科と言われております。もちろん、国立大や有名私立大であれば、話は別でしょうが、普通レベルであれば厳しいと予想され、あまり勧めたくはないというのが私の考えですね。四大卒でそれなのだから、専門学校はもっと厳しいと思われます。土木はどうなのかと言いますと、公共工事削減、公務員削減の環境下で、土木会社と公務員という2大就職先は激戦で難関になっています。ただ、鉄道会社の現業職の求人が増えているようで、そちらへの就職が目立っています(但し、他の大卒総合職に比べ、給与が低いようです)。また、高速道路・鉄道などの補強工事、震災復興工事等で、現時点だけで言えば、職人を始めとした人手不足の状況だそうです。
2013.11.30 Sat l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
 これらの学科は、まさに縁の下の力持ちのような学問です。特に材料工学は、今流行のナノテク(10-9倍の大きさ)が幅広く活かさている学問と言って良いでしょう。プラスティックや繊維、金属、塗料、ガラス、紙、インク、コンクリート等、私達の身の回りは、化学製品で溢れかえっています。そして、それらの化学製品は、より快適な生活が実現されるために、開発や改良が繰り返され、今に至っています。そして、今後についても、微粒子・新素材への挑戦が半永久的に続くと考えられています。そのため、研究者や技術者にとっては、非常にやりがいのある分野と言えるでしょう。では、死角は何か?それは、コストです。化学製品は、石油への依存が大きく、海外情勢の影響で仕入れ単価が大きく揺れ動きます。金属製品も、鉄と非鉄に分かれますが、海外情勢の影響を受けます。しかし、鉄は、輸入先の主要国がオーストラリア・ブラジル・インドなので、輸入先の政情は安定していますが、韓国・中国の製鉄メーカーが低コストで世界シェアの市場を拡大しており、日本の製鉄メーカーが人件費の削減の必要性に迫られているようです。鉄は、鉄鉱石(酸化鉄)をコークス(炭素)や石灰石と燃焼させ、最終的に鋼(炭素を含んだ徹)という製品で市場に出回ります。鋼は、炭素を多く含めば、強靭になりますが、もろくもなるのです。炭素の注入の微妙な加減と、用途に応じた鋼の利用が重要というわけです。日本の鉄の製錬技術は、韓国や中国よりも断然上らしく、建築関係等、人命に関わる資材には、コストが高くても、日本製を使ってほしいと思います。しかし、開発途上国や中国では、中国製が特に出回っているようです。海外を意識して生きることは大切と考えますが、親日でない開発途上国に行くのは、正直、恐いと感じます。非鉄は、用途・調達先の広がりで、かなりホットな分野です。恐らく、高校の理系化学でも、学習するべき元素が増えていくでしょう。金・銀等の貴金属以外、鉄・銅・亜鉛・アルミニウム等のベースメタル以外の製造業に不可欠なレアメタル、超伝導金属等、情報革命に並ぶほど、私達のライフスタイルを変えるであろう素材がたくさんあります。しかし、日本にとって大きな壁があります。それは、日本には、世界で戦える非鉄メーカーがなく(鉄鋼メーカーの世界との大きな差です)、国際情勢に影響を受けやすいのです。日本の大学で非鉄の研究の人気が限定的なのも、このことが要因になっています。
2013.11.23 Sat l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
理工学部は、大きく分けて理学部系と工学部系に分かれます。理学部は理論重視で、アカデミックな内容に偏るため、製造業への就職というよりは、教員や教育産業への就職が中心で、少数派で数学能力を生かし金融機関に就職をする人がいます(言い方を変えれば、就職はあまり良くない)。学科は、数学科・物理学科・化学科・生物科等です。工学部系に比べ、設備があまり必要でないため、学生教育が少数精鋭で、学費が安くなりやすいですが、実践的な学問(応用研究)がなく、新たな開拓分野がないため、就職において製造業からは敬遠されるのです。現代社会では、製造業のGNP比率は非常に大きく、90年代以降の情報革命・環境問題・人工知能・エネルギー革命・物流革命・医療革命・宇宙開発等々、現代社会が抱えるテーマは、工学部系に依存しており、工学部系の力こそが国力を左右すると言っても過言でないほどです。そして、これらのテーマで日本はことごとく他国の後塵を拝しており、工学部系大学の研究レベルの向上、国際レベルでの大学の留学生の獲得(アジアからの優秀な留学生の獲得では、完全に米国・英国に負けている)、トムソンロイター等への論文の投稿が国策といっても良い大学教育のテーマになっているのです。しかしながら、国のこういった旗振りとは裏腹に、教育現場では、生徒の理数系離れが叫ばれており、今後の対応が注目されております。私の立場で感じることとすれば、理数系離れは、中堅校以下の高校で顕著であり、四年制大学への進出が著しい女子においては非常に顕著です。また、私立大学においては、理系の高額学費がネックになっており、これまた下位で規模の小さい大学になると、更に高額にならざるを得ない状況です。日本が、基礎研究・応用研究・エンジニアの全ての領域で人材が潤う状況にしていくためには、①女子の理系教育環境への一層の助成(工学部系に限る)、②理系における国立大学・私立大学の学費格差是正等が重要なのではないかと考えます。また、個人的にも、理系教育への啓蒙は積極的にやってまいろうと思っております。では、次回より、電気・電子工学の話からアップしてまいります。
2013.11.15 Fri l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
アメリカで肥満や心臓病との関連が指摘されるトランス脂肪酸の使用が禁止されるようです。FDA=米食品医薬品局は、揚げ物用の油などに含まれるトランス脂肪酸について「食品に使う上で、安全とは認められない」として、食品への使用を全面的に禁止する方針を固めました。では、トランス脂肪酸とはどんなものかと言いますと…構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸です(説明後述)。トランス脂肪酸は、天然の植物油にはほとんど含まれず、水素を付加して硬化した部分硬化油を製造する過程で発生するため、それを原料とするマーガリン、ファットスプレッド(マーガリンより油脂が少ないもの)、ショートニングなどに多く含まれます。一定量を摂取するとLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させ心臓疾患のリスクを高めるといわれ、2003年以降、トランス脂肪酸を含む製品の使用を規制する国が増えていたのだそうです。
二重結合…有機化学(主に炭素・水素・酸素でできる物質の総称)の物質は、炭素・水素・酸素等が1本~3本の棒で結ばれると考え、1本の場合なら単結合、2本の場合なら二重結合、3本の場合なら三重結合となる。
トランス型…二重結合が含まれる物質は、トランス型とシス型に分かれる。下図のように、二重結合を真ん中に置き、左右対称になる(線対称)のがシス型、180度回転して重なる(点対称)のがトランス型と言われる。
不飽和脂肪酸…有機化学の物質の多くは、複数の結合が含まれる。そして、単結合だけでなく、
二重結合が含まれる物質を不飽和脂肪酸と言い、単結合のみの物質を飽和脂肪酸と言う。
二重結合があると、他の物質と化合して、新しい物質に変わるのだが、単結合のみだと、物質はそのままの状態である。魚には不飽和脂肪酸(善玉コルステロールの原因)が多く含まれ、肉には飽和脂肪酸(悪玉コルステロールの原因)が多く含まれる。
ここまで読んでいくと、魚に含まれる不飽和脂肪酸を持つトランス脂肪酸がなぜ体に悪いのという疑問がわく方がいると思います。不飽和脂肪酸でも、シス型の物は、他の物質と化合するのですが、トランス型の物は他の物質と化合しないため、飽和脂肪酸と同様に体内に悪影響を及ぼすのです。とにかく、飽和脂肪酸とトランス脂肪酸を含む食品は制限した方が良いと言われています。
そして、もう一つの疑問として、アメリカをはじめ、トランス脂肪酸を禁止する国もあれば、日本のように禁止されない国もあるのはなぜなのでしょうか?それは、日本人のトランス脂肪酸を含む食品の平均摂取量が低いからと言われています。日本人の主食は、お米であり、うどんやおそばになる時もあります。しかし、欧米人の主食は全てパンと言ってもよく、パンもさることながら、パンに付けるマーガリンに多量のトランス脂肪酸が含まれるため、トランス脂肪酸の摂取量が多いのです。
トランス脂肪酸を多く含む食品 マーガリン(バターは少ない) ショートニング(お菓子やファーストフードの揚物に多い)
トランス脂肪酸の人体への影響 虚血性心疾患(心筋梗塞・冠動脈の閉塞・狭心症) 認知機能の低下
あれダメ、これダメと言い出したらキリがないですが、現代の加工食品は便利であるが故、添加物が本当に怖い。カップ麺、ポテトチップは勿論で、「~の素」、ドレッシング、ソーセージ類、0kcalフード等も、子供たちに多くは食べさせたくない食べ物だと思います。
2013.11.07 Thu l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
20年以上前のバブル絶頂期から、不景気の始まり、業務のIT化、人材のボーダレス化(日本の企業が留学生など外国人学生を採り、外資系企業が優秀な日本の学生を採る)、企業の慎重採用(求人をしても、一定以上の人材のみ採用する)等で、就職決定率が好転しつつあると言えども、就職が厳しい状況であることに変わりはありません。採用基準が厳しくなる一方で、生徒の学力格差が大きくなり、就職活動においても、SPI検査で落ち続け、面接に上がるまでが一苦労という話を聞きます。競争社会を煽るつもりはありませんが、先を見据えて、社会にどう役に立ちたいか、それを実現するために今何をすべきかといったことをよく考えて欲しいと思っています。

理系
学力 数学、理科への探求心、英語、現代文
性格 真面目(責任感)、物作りが好きであること
クラブ 運動部、吹奏楽部、演劇部等
資格 各進路に応じたもの 英語
ゼミ 非常に重要
学歴 学校推薦が多いので、良い学校を出る方が良い。大卒なら、下位の大学でも就職率が高い。下位の高校卒でも、物作りが好きな人なら就職率が高い。大卒より院卒が求められる傾向。
その他 PCスキル(操作能力だけでなく、大卒はプログラミング能力が重要になっている)
文系
学力 数学、現代文、英語、時事問題など一般常識
性格 対話能力、真面目(思いやり・誠実さ)
クラブ 運動部、吹奏楽部、演劇部 ボランティア等
資格 英語 中国語 簿記2級 コンピュータ関連
ゼミ 厳しいゼミの信用力が高い
学歴   大企業はリクルーター制が多く、良い学校を出る方が良い。 中堅企業なら学歴より性格・クラブが重視される 下位の学校の大卒・高卒は、ブラック企業への就職が多いことに注意
その他  プレゼン能力 文書作成能力 PCスキル(OFFICE/インターネット/スマートフォン/タブレット端末等の操作能力) プレゼン能力 文書作成能力 PCスキル 

 理系と文系なら、断然、理系が有利です。クラブ活動で運動部に所属していた人も有利です。そして、学力面では、数学が採用で有利に働きます(計算能力というより、論理的思考力が重要)。また、英語やパソコンは重要というより、必須に近くなってきています。理系では、プログラミンが重要ですが、英語の知識の有無で習得にかなりの差が出ます。文系では、所謂、ブラック企業と呼ばれる会社への就職の可能性が高くなっています。非正規雇用が多いのも、文系です。近年は、下位の文系の大学に進学することを敬遠し、医療関係の大学や専門学校に進学して、確実に収入に変えられる資格を取得する方が増えています(看護師以外は、キャリアアップが難しいらしい)。
 ブラック企業に嫌悪感を抱く方が多いと思いますが、ブラック企業での仕事を通じ、ヒト・モノ・カネの流れを知って、転職なり、独立なりするというのも、夢のある生き方だと思います(転職を通して、キャリアアップをする方や起業される方も増えています)。近年、明らかにブラック企業は増えています。ブラック企業では、社員が能力向上に努めることは勿論ですが、時代の変化に対応できる必要があります。そうでなければ、仕事を失うシステムになっています。国からの助成が減り、少子化になり、長期的には景気も下がるのですから、ブラック企業のシステムは合理的です。その結果、社員に厳しいブラック企業は成長しているのです。私は、ブラック企業から学べることは非常に多いと思います。私もブラック企業に負けないように頑張らないと(汗)。
2013.10.31 Thu l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
中学3年生の方に関して言うのであれば、現時点で英語の偏差値が45を割っている状況であれば、どれだけ英語の勉強をしても、偏差値を安定的に上げていくことは難しいと予想されます。定期考査向けの勉強のみをしっかりやると割り切ってもいいかもしれません。生徒たちにいつも指導していることですが、主語+動詞、be動詞・一般動詞の肯定文・否定文・疑問文、人称代名詞といった基本が解らないままであれば、英語の土台がグラグラなのです。
 国語については、見方が様々ですが、定期考査・実力テストとも平均点を割っている方であれば、漢字と古典だけに絞った方が得策です。しかし、古典においても、小学生5年レベルの読解力は求められます。逆に言えば、それくらいの読解力があれば、中学の古典くらいなら解けてしまうのです。覚える量も、英語や漢字に比べるとかなり少ないので、是非得点源になっておいて欲しいです。漢字は、将来の就職試験に影響しますので、しっかりやっておきましょう。定期考査だけが良いという方を良く見かけます。明らかに、初めて見る文章の読解演習が不足しているのです。読解問題演習を重ねることによって、成績を上げることが可能ですので、しっかり時間を割いていきましょう。読解力を磨いておけば、英語の長文や作文等にも良い効果をもたらします。
 数学は、単元によって得手不得手が顕著に見られます。計算問題であっても、悪癖で誤った解法が染みついてしまっているケースを見てきました。大問一の雑小問は絶対に落とせないので、中1~中3の各単元の代表的な問題を総復習することが大切です。あと、学校の定期考査対策の勉強しかしてきていない生徒は、入試での出題頻度が高いオーソドックスな実戦問題に対応できていません。実戦問題といえば、難しい問題に聞こえますが、そうではなく、本質理解ができているかを試す問題であり、問われている知識は基礎レベルです。解ける生徒にとっては、非常に簡単な問題であるため、この辺りの問題が一番得点差に繋がります。大阪府は、図形問題を非常に好んで出題します。「近畿の高校入試問題集」等を購入して、オーソドックスな実戦問題をたくさん解きましょう。
偏差値が40を割っていて、実力テストの成績を上げることにプライオリティを置くのであれば、社会の勉強をしっかりやっていきましょう。もちろん、社会においても理解が重要ですが、数学・英語・国語ほど積み重ねの理解が求められません。それでも、覚えるのが大変だという生徒が多いと思いますので、この度、中学生の方向けに、社会の暗記プリントを作成しました。藁にもすがる思いで頑張って欲しいと思います。残り4か月ほどの期間で成績を上げられるのは、社会なのです。但し、前期試験を受験する予定の方は、受験科目が国・数・英なので、その点は頭に入れておく必要があります。
理科も社会と同様に力を入れて欲しい科目です。生物分野・地学分野は、一部計算がありますが、暗記事項が中心です。暗記事項は、取りこぼしのないように学習を進めて欲しいです。理解の暗記プリントも作成中です。
2013.10.22 Tue l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top
子どもの大学進学を考える際の重要な指標の1つに「就職(内定)率」があります。
親なら誰しも「卒業後はきちんと就職してほしい」と願うのは当然でしょう。
しかし、「大学案内」などに記載されている「95%」「89%」などの数字が、実態からかけ離れた胡散臭いものだと指摘されていることを知ったらどう思うでしょうか。

大学のキャリアセンターの現役スタッフから聞いた話なのですが…

大学内部で計算する就職率のは次のようになっています。
就職率を求める割り算の分子に正規社員の内定者数が、そして分母には全卒業生から大学院に進学する者や留学する者、そしてどうしても就職したくない者を除いた数字がくることは、誰でも理解できるでしょう。

問題はここからです。
まず、3月の卒業時点の調査で「この先のことはわからない」という者を「進路不明者」、まったく調べがつかない者を「不明者」として分母から除きます。
次に、公務員試験に落ちて卒業後に再挑戦する者などについても、「通常の就職活動と違うから」という理由で同様の扱いとします。
もちろん公務員試験に受かれば、分子と分母の両方にカウントして大々的にPRするのはもちろんです。

また、ほとんどの留学生が社員教育の充実した日本企業への就職を希望しています。
しかし、それがかなわずに留学ビザが切れて帰国する留学生については、「帰国者」扱いをしてやはり分母から弾きます。
さらに、分母の数字の操作だけでは足らず、契約社員など非正規社員での就職者を分子に加える大学すらあります。

そうした結果、偏差値上位校でも一部を除いて就職率の数字は20%くらい実態とかけ離れた数字になっていることが多く、下位校になればなるほど水増し率は高くなります。
一昨年度から就職率の開示が各大学に義務付けられていますが、こうしたごまかしが続いているものと思われます。

それほどまでに就職率のアップにこだわるのは、受験生を集めて大学経営を安定させたいがため以外何物でもありません。
しかし、この就職率の誇張が少なからぬ学生を落とし穴に陥れることになるのです。
就職ができるように努力しろというのは、愚かしい発想であります。
しかし、こういう現実があるということを念頭に置いて、エネルギッシュな学生生活を送ることが就職の厳しい今の時代には大切なことだと思われます。

2013.10.16 Wed l 学習塾 l コメント (0) トラックバック (0) l top